静岡県静岡市の動物病院、山田どうぶつ病院のブログ

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獣医療の最近のブログ記事

症例・・・ポメラニアン  去勢オス  11歳   

プロフィール・・・H21.3月 よだれが垂れて食欲が低下。

              上顎犬歯の歯根膿瘍と重度歯石沈着あり。            

           歯石除去をアドバイス。 1週間後、麻酔下で犬歯の抜歯と歯石除去実施

           舌根部に軽度の潰瘍があり、歯石の物理的刺激?

    抜歯と歯石除去後は、よだれも少なくなって食欲も回復したが、

    4月23日よだれがまた多くなったと来院した。

現症・・・常によだれが糸をひいて口から垂れている。お腹は空いているが、食べようとすると

     よだれが激しく出てくる。食事の嚥下がうまくできない。

治療プラン:  舌根部の潰瘍がひどくなているようなので、飼い主に説明し、

         再度麻酔下での口腔内の精査と食道チューブの装着を実施しました。

 

 

ジロー16.jpg

 

症例: ビーグル オス 11歳4か月 BW15kg  ジロー

経過: H20年8月 腰がふらつき、階段が登れないとの主訴で来院

     レントゲン検査で胸腰椎の椎間板ヘルニアと診断

     治療:ステロイド剤、神経賦活剤、漢方薬の内科治療、レーザー治療で

      1ヶ月後、歩行状態正常に戻る。

     H21年4月18日 後肢に力が入らず、前肢だけで歩くようになってしまった。

     両後肢の不全麻痺、 深部痛覚はあり。尾を振ることは出来る。

     レントゲン検査: 前回と同部位の椎間板ヘルニアの再発と診断(T12~L3)

治療: 前回と同様の内科治療、レーザー治療を実施したが、回復が得られず、

     外科手術を踏まえたMRI検査についてオーナーのOさんと相談した結果

    5月1日 MRI検査を実施することになりました。

 

ジロー18.jpg

 

T(胸椎)12~13、13~L(腰椎)1 の椎間板が前後の椎間板に比べて狭いことがわかります。

 

                

 

     

 

 

症例・・・甲斐犬 メス 11歳 12.8kg  マミ

4月1日  食欲、元気あり  狂犬病予防注接種

4月10日 フィラリア検査と検診で来院、最近発情が始まったとのこと。

      血液検査ではGPTの軽度上昇以外は正常範囲。

      強肝剤処方

4月26日 食欲がないことが心配で来院。 12.4kg  T38.3℃

      血液検査では異常所見を認めず

      エコー検査実施・・・・子宮に液体貯留所見を確認する。

 

4月10日に オーナーが話した発情は子宮内膜炎が原因の出血でした。

子宮蓄膿症の可能性が極めて高いことをオーナーに説明し、その日の午後、手術を実施しました。

      

 

4月26日(日)の朝6:30、病院の電話が鳴りました。

「うちの飼い犬のチワワが陣痛で破水したんですが、子供が出てこないんです。朝早くで申し訳ありませんが、診てもらえないでしょうか?」

清水区のKさんと名乗り、初診でした。

「かかりつけはいないのですか?」

「行きつけの病院が近くにあるんですが、こんな早朝なので電話しても通じません。」

このようなケースは正直辛いのですが、もう破水しているらしいので、断る訳にもいきません。

「わかりました。病院を開けますので連れてきてください。」

ということになり、来院を待つことになりました。

 

4月3日早朝の7:00頃、玄関のインタホーンが鳴りました。

「駐車場に、猫が入れられた段ボールが置いてありますよ。」

朝のラジオ体操の帰りの近所の人達でした。

下に降りて確認すると、段ボールに「助けてください。」と書かれていて、捨てられた猫だと判りました。

猫は汚れ弱っていて後ろ足が動かず、一見して交通事故にあったと予想できました。

声をかけてくれた人達にお礼を言って帰っていただき、猫は病院に収容しました。

 

若いアフガンハウンドの去勢を依頼されることはそれ程多くありませんが、2歳10か月のケリーの去勢をして欲しいと頼まれました。

理由を聞くと、同居犬のシェルティーのマックとの喧嘩が多くなったことが原因でした。

止めに入った奥さんにも歯を向けてしまうこともあったようです。

昨年の8月末に前腕骨折でプレーティング手術を実施したボルゾイのジャックが、3月28日(土)にプレートを除去する手術を行いました。

ジャック(ボルゾイ、4歳、オス、32kg)の経緯については2008.12.29の記事に掲載しましたが、その後、年が明けてから東京へ引っ越すことになりました。飼い主のIさんと相談し2月中に2本スクリューをはずし、3月末に残りのスクリューとプレートを除去するスケジュールを立てて、今回の手術になりました。Iさんは2月に東京へ引っ越したので、今回は東京からの来院です。

 

H16年6月生まれの秋田犬のタロウ(オス、28kg)が狂犬病予防注射で来院しました。

元気も食欲も何の変わりもないとのことでした。

カルテを見ると、H18年の夏からフィラリアの予防をしていません。

当院以外で予防薬を購入していることもないとのことです。

3年間は予防していないので、心配になり血液検査を実施しました。

症例・・・猫(アメリカンショートヘア) 13歳 去勢オス Bw3.0kg  ラン(仮名)

プロフィール・・・5歳頃に尻尾を掴まれたことをきっかけに、機嫌が悪いと飼い主(奥様)を突然咬むようになり、その時に他院で、前足、後足全部の「爪切除術」と「犬歯切断」を行った。

マンションの7Fでの室内100%飼育

主訴・・・以前は6kg近くあった猫で、ここ数カ月で食が細くなり、

     痩せてきたが年のせいと思っていた。 数日前から食欲、元気なく、時に吐く。 

     2日前にお腹が膨れていることに気づいた。 らんまる2.jpg

 

血液検査: HCT 33.7%↘ WBC 4700↘ Glu 69↘ BUN 63↗ Cre 1.4

        T-pro 4.6↘ Alb 1.8↘ CPK 791↗  他項目正常範囲 

 

 

 

症例・・・猫(アメリカンショートヘア) 15歳 メス BW2.9kg ベス

主訴・・・1ヶ月前からお腹が張ってきた。同時期より、時々前足が突っ張り、

     その後力が入らないことあり。10日前から元気減退。 食欲は普通。

一般身体検査・・・BCS2(やや痩せ気味)、T38.4℃ 腹部膨満、前肢の踏直り反応やや低下。

血液検査・・・血球分析、生化学分析において正常範囲。

レントゲン検査・・・腹部の6割以上を占めるマス(固まり)陰影を認めた。

 

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